私たちNPO法人うでどけいが主催するこの灯火会は、無事 (むこ) の人たちに心を向けることで、生命の大切さと生きる歓び・感謝の心を育み、平和で明るい社会の構築が実現できるとの信念の下 奈良県天理市福住町に「救霊地 蔵尊」を建立、多くの人々に命の尊さを再認識してもらい、その思いを全国・世界へと広めるため、毎年「灯火会のつどい」を開催させて頂いております。
慰霊の意を込め、並べられた無数のろうそくに火が灯り始めると温かな光で満たされます。その変わりゆく様はとても神秘的で、まるで私たちの心を包み込んでくれる様な雰囲気になります。近年では、最後に上がる花火が福住名物ともいわれるようになりました。是非、ご家族やお友達と一緒にお越しください。スタッフ一同お待ちしています。
※無辜 (むこ) の霊: 何の罪も過ちも無いのに命を奪われた人々、戦争犠牲者や災害犠牲者をはじめ、事件や事故で無惨にも命 を絶たれた人々のことをさします。
悲惨な事件・事故をなくすための
救霊地蔵尊にご参拝を
「償い」という唄をご存知でしょうか。実話を元にさだまさしが作詞し歌う曲で、交通事故で人を死なせてしまった若者が、その遺族に毎月、懸命に働いたお金を送り続けるなか、何年も経ったある日、遺族からの一通の手紙が届くーというものですが、交通事故が引き起こす悲惨な被害者と加害者の苦悩と心情の一端を表しています。だが、この唄のように遺族は納得しても、亡くなった犠牲者は果たして満足し、納得しているのだろうか。そうした疑問を持ち続けているのは私だけでしょうか。
私は記者生活三十有余年の間に様々な事件・事故の取材等を通して、事件・事故当時はもちろん、その後の悲惨な現状、周囲の人々の苦悩や家庭の崩壊などを目の当たりにしてきました。交通事故に関しては、事故の当事者と遺族の確執などは筆舌では表現できない場面にも遭遇、裁判現場や醜い交渉など取材するに耐えないときも多々ありました。
今、日本では考えられないような悲惨で異常な難事件が頻発しています。これまでの事件、事故の関係者を取材して感じたことは、その被害者・加害者共に交通事故に関係した人や、その親族など関係者が多いことに気付きました。
事故は遭遇するものが互いに因縁があるともいいます。その事故の犠牲者、救われない魂が周囲の人々に様々な影響を及ぼし、それが病気や苦悩など様々な不幸な現象として表れることが多いと聞きます。
私は長年の取材を通じて多くの驚くべき事実を見つめてきました。例えば、事故を起こし人の命を奪ってしまったある人は、二十年間も被害者への懺悔の思いを持ち続け、「自分が生きているだけで申し訳ない。人のために尽くす」と頑張ったお陰で、少しずつ幸せを掴みかけていたのですが、自分のことや子孫の幸せだけを思うようになった途端、家庭内で様々な問題が発生したり、病気になったり、さらには障害を持った孫が誕生するといったように不幸が続く悲劇も垣間見たのをはじめ、他にもたくさんの〝事実〟を目撃してきました。
被害者の無念を思うとき、事故を起こし尊い命を奪ったものは一生祈り続けるのは当然ですが、同時に遺族や社会は納得しても、そうした無念の霊の怨念ともいえる思いが、様々な事件や事故の遠因、いや原因となっていると強く感じます。
こうした体験などから、世の中から悲惨な事件や事故をなくすためには、何十万人、何百万にも及ぶ交通事故の犠牲者の霊を救い、慰めることが平和で明るい社会を築く第一歩だと考えます。それは事故の関係者はもちろんですが、直接関係が薄い人々も救われない霊などに祈ることによって、その働きは益々増し、安全・安心の社会構築へつながるものと確信しています。
そうした思いから、今般、悲惨な交通事故での被害者や加害者という〝犠牲者〟の霊や心を救うと同時に、その影響で病気や悩みなどに苦しむ人々を救い、安心・安全で希望ある明るい社会づくりのために「救霊地蔵尊」を建立いたしました。
別名〝名阪酷道〟とも言われ事故が多発する魔の自動車道・名阪国道を臨む、その名も「福が住む」という天理市福住町の「やすらぎ公苑内」に、高さ約三メートルの地蔵尊を建立、隣接する名阪国道を通して全国津々浦々の道路へと光をまくばり、交通事故被害者の霊を慰めると共に、遺族や加害者らの心も救うための地蔵尊です。
同時に、この救霊地蔵尊は、そうした交通犠牲者らをはじめ、すべての人々が祈り、因縁を解消することにより、万人の魂、心をも救い、幸福への道へと導いて頂けると確信しております。
この「救霊地蔵尊」に一人でも多くの方々にご参拝していただけますようご案内申し上げます。
動画で見る「灯火会のつどい」
開催概要
第16回 灯火会のつどい (終了しました) | |
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開催日 | 2024年8月24日(土) |
時 間 | 17:00~21:00(予定) |
会 場 | 福住やすらぎ公苑(天理市福住町5012) |
入場料 | 無料 |
出演者 | Jun Dancing Factory(ダンス)、鳴ル子組 小春(よさこい)、小芝陽子(歌手)、陸上自衛隊第3音楽隊(吹奏楽)、オリーブ(軽音楽)、山田寿一(歌手)、香芝天衝太鼓(和太鼓) 〈順不同〉 |
交通手段 | 名阪国道「福住インター」下りて西方スグ |
駐車場 | 約500台(無料) |
主 催 | NPO法人 うでどけい |
後 援 | 奈良県・天理市・香芝市 他 | ※会場内へのペットの同伴は、ご遠慮ください。(盲導犬等の補助犬は除く) |